横須賀市療育相談センター
1.経過
平成13年4月に中核市に移行した横須賀市は、「よこすか障害者福祉計画」にもとづいて療育相談センターをはじめ、将来にわたって子どもに関する総合的、一体的な相談支援拠点として「こどもセンター・はぐくみかん」を横須賀市役所隣接地に開設いたしました。
横須賀市療育相談センターは、市で初めての療育相談センターとして指定管理者制度が導入され、平成19年6月、これまで横須賀市の療育巡回相談や子育て支援センターなどで関わりがある法人が指定管理者に決定し、平成20年4月、「はぐくみかん」内に開館しました。
「はぐくみかん」はセンターとともに、児童相談所や子育て支援の総合相談との複合施設として整備され、発達の遅れや障害のある児童を対象に、就学前までの療育相談、診療、各種教室や通園施設等、就学後は相談、診療等地域療育の拠点として、子どもと家族が安心して生活できるように援助を行うとともに、地域におけるさまざまな療育活動支援に取り組んでいます。
2.「はぐくみかん」内の施設配置

※療育相談センター専有面積3,051m2(はぐくみかん延床面積8,643m2)
3.施設の概要
(1)所在地:横須賀市小川町16番地
(2)対象エリア:横須賀市
(3)利用対象:発達の遅れや障害のある児童等
(4)施設内容
①診療所:小児神経科、小児精神科、リハビリテーション科、耳鼻いんこう科、小児歯科(摂食外来)
②通園施設:知的障害児通園施設 定員50人/肢体不自由児通園施設 定員40人
(5)施設機能
①地域生活支援部門:
発達障害の療育に関する相談(外来相談、電話相談、巡回相談)
他機関との連携(健康福祉センター、児童相談所、保育園・幼稚園、学校等)
各種教室の開催(親子教室、早期療育教室、療育教室)
②診療部門:
発達の遅れや障害のある子どもに対する相談・検査・診療と専門職による個別・グループ支援(心理、理学療法、作業療法、言語聴覚療法)
③通園部門:
障害に配慮しながら、健康な身体・基本的な生活習慣・豊かな人間関係育成のための「個別療育計画」作成による一人ひとりの子どもに応じた療育支援
④管理部門:
センター運営協議会、施設管理及び人事労務、会計事務、栄養管理及び相談・指導、給食委託、通園送迎バス運行
(6)配置職員
①地域生活支援部門:ソーシャルワーカー、保育士
②診療部門:医師、看護師、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、臨床心理士、臨床検査技師
③通園部門:保育士、児童指導員
④管理部門:事務員、栄養士
4.平成21年度の利用状況
(1)診療部門
年間で延べ8,771件の診療件数(各種療法士による訓練等も含む)があり、そのうち初診件数は271件でした。年齢内訳では未就学児(0~5歳)が164人(61%)、学齢児(6〜17歳)が84人(31%)となっています。
表-1 診療科目別受診者数
| 診療科目 | 初診 | 再診 | 計 |
| 小児神経科・小児精神科 | 265(470) | 2,185(804) | 2,450(1,274) |
| 耳鼻いんこう科 | 6(3) | 104(71) | 110(74) |
| リハビリテーション科 | 0(0) | 78(69) | 78(69) |
| 小児歯科(摂食外来) | 0(0) | 78(65) | 78(65) |
| 心理 | 0(0) | 1,494(843) | 1,494(843) |
| 理学療法 | 0(0) | 750(619) | 750(619) |
| 作業療法 | 0(0) | 2,089(1,076) | 2,089(1,076) |
| 言語療法 | 0(0) | 1,204(928) | 1,204(928) |
| 看護 | 0(0) | 502(116) | 502(116) |
| 臨床検査 | 0(0) | 16(12) | 16(12) |
| 合計 | 271(473) | 8,500(4,603) | 8,771(5,076) |
( ):前年度
表-2 新規ケースの年齢内訳
| 年齢 | 人数 | % |
| 未就学児(0~5歳) | 164 | 60.5 |
| 学齢児(6~17歳) | 84 | 31.0 |
| 18歳以上 | 23 | 8.5 |
| 合 計 | 271 | 100.0 |
表-3 未就学児の所属内訳
| 所属 | 人数 | % |
| 肢体不自由児通園施設 | 0 | 0 |
| 知的障害児通園施設 | 0 | 0 |
| 親子教室 | 15 | 9 |
| 早期療育教室 | 0 | 0 |
| 療育教室 | 0 | 0 |
| グループ(診療科) | 0 | 0 |
| 幼稚園 | 60 | 37 |
| 保育園 | 28 | 17 |
| その他 | 3 | 2 |
| 無所属 | 58 | 35 |
| 合 計 | 164 | 100 |
表-4 学齢児の所属内訳
| 所属 | 人数 | % |
| 小学校(普通学級) | 57 | 67.9 |
| 小学校(特別支援学級) | 13 | 15.5 |
| 特別支援学校(小学部) | 3 | 3.6 |
| 中学校(普通学級) | 7 | 8.3 |
| 中学校(特別支援学級) | 2 | 2.4 |
| 特別支援学校(中学部) | 0 | 0.0 |
| 高校 | 1 | 1.2 |
| 特別支援学校(高等部) | 1 | 1.2 |
| その他 | 0 | 0.0 |
| 無所属 | 0 | 0.0 |
| 合 計 | 84 | 100.0 |
表-5 新規ケースの診断別内訳
| 診断名 | 人数 | |
| 発達障害 | 自閉症 | 34 |
| 特定不能の広汎性発達障害 | 100 | |
| 注意欠陥多動性障害 | 31 | |
| アスペルガー症候群 | 9 | |
| 音韻障害(含む構音傷害、吃音) | 25 | |
| その他 | 32 | |
| 知的障害 | 159 | |
| 身体疾患 | てんかん | 6 |
| 脳性麻痺 | 3 | |
| 運動発達遅滞(脳性麻痺以外) | 14 | |
| ダウン症候群 | 8 | |
| 先天奇形染色体異常(ダウン症以外) | 6 | |
| 難聴・聴力障害 | 3 | |
| その他 | 12 | |
(2)通園部門
一人ひとりの発達の段階や特性に配慮しながら、身体づくり、基本的な生活習慣の育成のために、「個別療育目標」を保護者と共に年2回作成し、通園による療育支援を行いました。
・肢体不自由児通園施設 在籍児童数18人
開所日数 218日
・知的障害児通園施設 在籍児童数70人 合計88人
開所日数 213日
(3)地域生活支援部門
相談では子どもが在園する保育園・幼稚園等からの紹介が増加しており、また、様々な問題を抱える家族の相談も多く、児童相談所等関係機関と連携した支援が必要なケースが増えています。親子教室(療育相談に入らないケース)では、障害のある子どもが増加しており療育相談につなげることや、地域で支える体制づくりが必要となっています。
①相談
| 新規 | 再 | 計 | |
| 電話相談 | 281 | 167 | 448 |
| 来所相談 | 522 | 169 | 691 |
| 会場相談 | 617 | 233 | 850 |
| 計 | 1,420 | 569 | 1,989 |
電話・来所相談は上表のとおりですが、健診後の健康福祉センターからの紹介のほか、幼稚園、保育園、学校等からの紹介も多くあります。
②各種教室
| 親子教室 | 早期療育教室 | 療育教室 | 合計 | |
| 開催日数 | 200 | 99 | 33 | 332 |
| 延べ利用人数 | 1,172 | 641 | 176 | 1,989 |
早期療育教室(2〜3歳児の療育)、療育教室(幼稚園・保育園に入園している児童の療育)では、外来診療を受診後、保護者に療育プログラムを提案して週1回等の頻度で療育支援を行っています。
③巡回相談
| 幼稚園 | 保育園 | 学校 | 家庭訪問 | その他 | 合計 | |
| 訪問回数 | 46 | 34 | 63 | 0 | 1 | 144 |
| 相談件数 | 59 | 91 | 82 | 0 | 1 | 233 |
センターでの訓練の内容を伝えるため専門職とソーシャルワーカーが関係機関への巡回相談を行っています。
はぐくみかん内「横須賀市療育相談センター」の施設外観

案内図

- 所在地
- 〒238-8530 横須賀市小川町16 はぐくみかん内
- 電話
- 046-822-6741
- FAX
- 046-823-1798
- ホーム
ページ - http://www.cddy.jp/
- 交通
- 京浜急行 横須賀中央駅より徒歩8分
JR横須賀線 横須賀駅より京急バス4分「大滝町」バス停・京急バス5分「市役所前」バス停

